皮膚科と泌尿器科は、性病が仲人?

  • 2016.12.19 Monday
  • 00:12

当院は、皮膚科を標榜しておりますので泌尿器科を標榜するに至りました。こう書くと、なぜと思われる方もおられるかもしれません。

答えは、歴史的背景です。

 

泌尿器科学は土肥慶蔵先生が1898年東京帝国大学に皮膚病と性病を対象とした教室を開いたことに端を発しました。

 

医学生のころに、そういえば勉強したなあと関係者ならば思い出されるかもしれません。

 

最近話題のロシアに勝った1904年日露戦争の少し前になります。

このときは良かったな。北方領土は日本固有の領土なのになと考えてしまいます。

 

話を戻しますと、当時、性病は梅毒と淋病がほとんどで、良い治療も無いから淋病で尿道炎をおこして尿道が狭くなり外科的に処置をしておりました。

 

加えて、梅毒は皮膚に病変をおこしますから、皮膚科学の出番となるわけです。

 

このように性病を介在とした土肥教授の皮膚科泌尿器学教室が発展し多くの優秀な人材を輩出するにいたったわけです。

 

時が流れて、化学療法の発展とともに性病が制御できるようになり、もともと外科系である泌尿器学の出番が少なくなり、皮膚科と袂を分かつという歴史的な背景がありました。

 

当院は、これからもどんどん進化し続けて行きます。その一つとして、時代と逆行しているかもしれませんが元は一緒であった皮膚科と泌尿器科を連携させ、困っている方々へ少しでも手助けができればと考えております。

 

総合内科の知識を土台にした治療を心がけるのは当たり前のことではあります。なにとぞ宜しくお願いします。

 

 

 

 

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