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  • 2017.04.05 Wednesday

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    セルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)は、伊達政宗?

    • 2017.03.05 Sunday
    • 23:29

    関節リウマチの治療薬で、セルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)という腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)を抑えるTNF阻害薬と呼ばれる部類の生物学的製剤があります。関節リウマチに対して5番目に適応となり、2012年12月25日に製造販売承認、2013年3月8日に発売されております。開発の段階から、伊達ものさながら治療効果が落ちないように工夫を加え、とてもひどいリウマチにも良く効き関節破壊を抑えたというCーOPERAと呼ばれる、これもおしゃれな名前の研究をして素晴らしい業績を世界に発表しました。

    このような発表をしたにもかかわらず、リウマチ専門医の中でも評価が高くない。なぜだろう?

    5番目のTNF阻害薬だから陳腐すぎたのか、先行のTNF阻害薬と比べても治療効果がさほど変わらないのに価格も安くも高くもないためか。

    私は、今までセルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)をひいきにしているリウマチ専門医にお会いしたことがない。

    話が変わって伊達政宗は、遅れて生まれてきた英雄と言われ日本人のみならず良く知られている。

    しかし天下を取ることはできなかった。

    なんとなくセルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)には、伊達政宗的な感じを受けてしまいます。

    実力はあるのに、TNF阻害薬の中で天下が取れない。

    先程のCーOPERAに話を戻すと、関節破壊しやすい関節リウマチの方でもセルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)を早期から導入すると、とてもよく関節破壊を抑えたという結果で、とてもすばらしいと思います。

    しかし、この中で併用薬のメトトレキサートを急速に上限の週16mgまで増量するということをしており、こればかりが着目され、専門家は皆、セルトリズマブ・ペゴル(シムジア)の話をする前に、皆、口をそろえメトトレキサートについてのコメントをします。

    せっかくセルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)の名を広めるための試験が、メトトレキサートの現状の使用法にばかり言及され、その評価を奪われてしまっており不遇です。もっとかわいそうな点は、CーOPERAの関節破壊抑制効果には言及されず、このセルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)は胎盤通過性がないとされているため、どのような方に使うかと聞かれた場合、妊婦には使っても良いかもしれない、そのほかは既存のTNF阻害薬で十分なので、ほかの薬剤から変更する場合には良いかもねという具合に言われてしまい。とても不遇です。がんばれ、セルトリズマブ・ペゴル(シムジア®)!。