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    外来での関節リウマチの説明

    • 2013.05.01 Wednesday
    • 23:31
     関節リウマチの説明には、しばしば「自己免疫」「サイトカイン」「TNFアルファ」「IL6」「CRP」「リウマチ因子」「抗CCP抗体」「メトトレキサート」「抗リウマチ薬」「生物学的製剤」という言葉が登場します。自分が、医師でなければ説明されても理解できる自信がまったくありません。医師が良かれと思って説明しても難しすぎるのです。そこで、炎症反応という言葉をヒントに関節リウマチを火事に例えて説明しております。
    例えばこんな感じです。
    関節リウマチは関節に自然発火で火事が起こる病気です。
    この火事の炎の大きさがCRPという数値で表されますし、自然発火しやすさが「自己免疫」「リウマチ因子」「抗CCP抗体」などです。
    当たり前ですが、火事は見つけしだい消し止めないと大変なことになります。炎が大きければなかなか消し止めるのは大変ですし、早く消し止めないと燃え尽きてしまいます。つまり、消し止めるスピードと力がたいへん重要です。火事をバケツリレーで消そうとしたら、燃え尽きてしまいます。このバケツリレーに相当するのが今までの「抗リウマチ薬」です。火を消すには最低でも放水車が必要で放水車に相当するのが「メトトレキサート」「生物学的製剤」による治療です。残念ながら、どんなに早くに火を消し止めても火事の痕は残ってしまいます。この火事の痕がのちに痛みとなり現れなんとなくわずらわしくなるものです。
    どうですか、少しは補足になりましたでしょうか?