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    高血圧治療ガイドライン2014

    • 2014.04.27 Sunday
    • 21:35
    5年ぶりに高血圧治療ガイドラインが改訂されました。内容を見ると、自分が日常診療で注意していることと大差がないことに気づきました。
    特徴的なものを紹介します。
    まず、家庭血圧は朝と夕に測定し、測定は2回の平均とすること、ただし診察室の血圧と家庭血圧が異なる場合は家庭血圧を自分の血圧とすること。
    次に、正常高値血圧が除外されました。
    そして、第一選択薬がACE阻害薬、ARB、Caブロッカー、利尿薬の4剤。
    血圧の治療目標値が、若年/中年で140/90mmHg未満、糖尿病・蛋白尿陽性の慢性腎臓病の方で130/80mmHg未満、後期高齢者で150/90mmHg未満、脳卒中・心疾患合併の方で140/90mmHg未満となっておりました。
    ガイドライン改訂の発表を受け、高血圧治療を受けられている方の中で「後期高齢者は150/90mmHgまで大丈夫なんだよな」とおっしゃられる方を良くお見かけします。
    よく間違えられるのは、「ガイドライン」を守らないといけないものと思われることです。ガイドラインとは、単に「最善の指針」であってこれを遵守しなければならないというわけではございません。
    ガイドラインは、参考にしつつ個々にあった最善の治療をこれからも行っていきたいと強く感じました。