セルトリズマブという生物学的製剤についての日本人の行ったCーOPERAという研究があります。
私として興味を持ったことは2つ。
関節リウマチの活動性が高い場合は、週12から16mgのメトトレキサートを服用しても関節破壊は進行してしまうということ。
最初からセルトリズマブとメトトレキサートを併用する場合には、必ずしも高用量のメトトレキサートは必要ないということ。
確かにと実感しました。
当院でも、事情があって増やせずに少量のメトトレキサートにセルトリズマブを併用している方がおられます。
注意深く診察させていただいておりますが、とてもよく効いて関節破壊の進行はありません。
日本人の出すデータというのはとても細やかで大変良いですね。