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- 2017.08.14 Monday
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大学病院は、内科系では診療について評価が難しいためどれだけ論文を書いているかを評価するのが楽なため研究し論文を多く書けば
評価が高くなりやすいです。だから、実際は、診療はそこそこに自分の研究に没頭しインパクトファクターの高い雑誌に論文を多く投
稿するかということになるわけです。
しかし私のいた医局は、気の毒といわんばかり、教授が一番働いておられ、それに負けじと医局員皆ががんばっていたという雰囲
気でした。残念なことは、教授のハイパワーを見て入局希望者がたじろぎ医局員が増えなかったことです。このため、私も研究などす
る時間がなく昼夜なく診療にあけくれていたという有様でしたが今では大きな財産です。
膠原病は、全身を診て初めてわかる学問です。
この経験が今に生かされていると考えると、たいへんだった当時にお世話になった上級医の方々には感謝のしようがありません。
膠原病内科は、膠原病診療は誰にも負けないこと、それ以外の科目については永遠のナンバー2を目指すよう努力を怠らないこと
この言葉は、ある上級医の先生が私におっしゃってくださった言葉です。当院では、まずは問診を重要視します。
なぜなら、「痛い」と言われてもどのように痛いのかいろいろな痛みがあるからです。漠然としたお話でも、お話を伺ううちに
「なるほど、このような痛みなのだな」とわかるわけです。